２０２５年注目の話題やスポットをお伝えします。
岩手県盛岡市がニューヨークタイムズ紙に掲載されたことで世界から注目されている盛岡の「喫茶店」を紹介します。
岩手県盛岡市、ニューヨークタイムズ紙が発表した「２０２３年に行くべき５２カ所」の中でイギリスのロンドンに次いで２番目に紹介され世界から注目を浴びました。
その影響もあり２０２４年盛岡市に宿泊した外国人観光客は１０月までで約６万２０００人、過去最多を更新する見込みです。
２０２４年１１月ニューヨークタイムズ紙に記事を書いたアメリカ出身の作家クレイグ・モドさんが盛岡市を訪れました。
トークイベントで語ったのはクレイグさんが記事を書いた理由の一つ盛岡の「喫茶店」の魅力についてです。
アメリカ出身作家 クレイグ・モドさん
「盛岡は本当に奇跡のコーヒーの天国みたい、カフェとか喫茶店とかすごい本当に不思議」
盛岡は人口１０００人当たりの喫茶店の数が東北の県庁所在地の中で最も多く市民の生活に根付いています。
中條菜奈花アナウンサー
「世界が注目する盛岡市の喫茶文化。その中でも音楽を愛する名物マスターのいるこちらの喫茶店に行ってみましょう。レコードがびっしりですね。上から下までたくさんあります。すごい量だ。街中の喧騒を忘れて落ち着くような空間ですね」
マスターの照井顕さん、１９７５年に沿岸の陸前高田市で開店し２００１年からは盛岡市に店を構えました。
日本のジャズをかける喫茶店として人気を集めています。
さらにニューヨークタイムズ紙の記事にも掲載されたことで海外からの観光客も多く訪れるそうです。
中條菜奈花アナウンサー
「こちらのお店がニューヨークタイムズ紙に掲載されてから、どんな反響がありましたか」
開運橋のジョニー 照井顕さん
「アメリカが一番多いかな。フランス、イギリス、オーストラリア、オーストリア、いろいろ来ました」
名物は喫茶店グルメの定番ナポリタン、創業当時からのメニューでマスターオリジナルの味付けがクセになる一品です。
夜はおつまみとしても人気だということです。
中條菜奈花アナウンサー
「昔懐かしいナポリタンっていう感じの味で麺はモチモチで太めなんですね」
食後のコーヒーでほっと一息。
中條菜奈花アナウンサー
「このレコードを眺めながら聴きながらっていうこの空間がいいですね」
開運橋のジョニー 照井顕さん
「盛岡は個人のお店がいっぱいあるので、みんな個性的でいいですよね」
中條菜奈花アナウンサー
「そうですね。カフェ巡りというか喫茶店巡りをするのが楽しい」
開運橋のジョニー 照井顕さん
「個性が後世に残る」
音楽と照井さんの気さくなトークで、ついつい長居してしまう「開運橋のジョニー」、盛岡の喫茶店を象徴するお店です。
中條菜奈花アナウンサー
「続いてはコーヒーへの愛とこだわりで世界から注目を集めるお店。こちらのナガサワコーヒーです」
２０１２年にオープンしたナガサワコーヒー、新進気鋭のコーヒーショップとして国の内外のイベントに積極的に参加するなどコーヒーの魅力を発信し続けています。
最近ではコーヒー豆の生産に力を入れている中国の雲南省からも視察に訪れるなど各国から注目されているお店です。
中條菜奈花アナウンサー
「こちらもとっても雰囲気素敵なカフェですけども、どんな特徴がありますか」
Nagasawa COFFEE 長澤一浩代表
「うちはとにかく敷居を高くなくいうか、コーヒーは日常のものという位置づけで普通に振る舞うのがやり方」
そんなナガサワコーヒーでは代表の長澤さんが世界各地から選び抜いた豆を独自に焙煎し、ここでしか味わえない１杯を作り出しています。
Nagasawa COFFEE 長澤一浩代表
「エチオピアの深煎りです」
中條菜奈花アナウンサー
「コーヒーの良い香りがしてね落ち着きますねこの香り。きりっとした苦みですね。コクも深いのですごい重厚感のある味わいですね」
Nagasawa COFFEE 長澤一浩代表
「深煎りなのでしっかり苦みはあるがエチオピアなので余韻に華やかさがある」
またコーヒーの味だけでなくシンプルでおしゃれな店内も魅力の一つ。
学生から年配の方まで幅広い年齢層が訪れるということです。
Nagasawa COFFEE 長澤一浩代表
「日常を提供しているという意識なので来てくれる方一人一人に良かったと思ってもらえることを目指している」
地元の人だけでなく県外そして海外の人にも愛される喫茶店。
そして気取らず「日常」を提供することで盛岡のコーヒー文化の裾野を広げるお店。
世界が注目する盛岡の「喫茶店」、ぜひその魅力を味わってみてください。
